<概要・病態>
購入直後になどの若齢個体で問題になることが多く、ダニの寄生やカビの一種の皮膚糸状菌 が感染することにより発症します。
ダニやカビの感染は皮膚免疫機能の低下を起こす要因となり同時に両方に感染することがあります。
また皮膚糸状菌は飼い主様にも感染する可能性があるので要注意です。
<症状>
針が抜ける、フケが出るなどの皮膚症状を呈します。
痒みが見られることもあります。
ダニの感染では粉状のフケが特徴的です。
皮膚糸状菌症では塊状のフケが特徴的です。 <診断>皮膚検査により、フケや針についたダニを観察します。 皮膚糸状菌では真菌培養を行い診断します。 <治療>ダニは駆虫薬により治療します。 皮膚糸状菌は抗真菌薬の投薬により治療します。