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犬の混合ワクチン注射に関して

2023.05.16お知らせ

犬の混合ワクチン注射

 

世の中には感染症を引き起こす病原体(ウィルス、細菌、真菌、寄生虫)が様々あり、中には感染すると重篤化して、場合によっては命の危険にさらされてしまうものもあります。特に子犬さんや老犬さんで免疫力が低下しているわんちゃんは感染症に対して細心の注意を払う必要があります。

 

ここではワクチン接種によって予防出来たり、重篤化を防ぐことの出来るウィルス、細菌感染症をご紹介します。

以上の感染症をまとめて予防できるように3種、5種、6種、8種など様々な種類の混合ワクチンがあります。生活環境に合わせて、その子に最適な混合ワクチンをご案内してます。

 

感染症

病原体

症状

特徴

犬パルボ

犬パルボウィルス

嘔吐、血便、脱水など強い消化器症状

伝染力、死亡率ともに高い

犬ジステンパー

ジステンパーウィルス

発熱、くしゃみ、嘔吐および下痢、けいれん発作など、症状が多岐にわたる

伝染力、死亡率ともに高い

犬伝染性肝炎

犬アデノウィルスⅠ型

発熱、鼻水、腹部痛、嘔吐および下痢など

子犬での死亡率高い

犬伝染性喉頭気管炎

犬アデノウィルスⅡ型

鼻水、咳、肺炎など呼吸器症状

ケンネルコフ

犬パラインフルエンザ

犬パラインフルエンザウィルス

くしゃみ、咳など呼吸器症状

ケンネルコフ

犬コロナ

犬コロナウィルス

嘔吐、下痢など消化器症状

成犬では無症状のことが多い

レプトスピラ症

レプトスピラ属菌

嘔吐おおび下痢、血色素尿、発熱、腎不全など多岐にわたる

・野生動物(ネズミなど)の糞尿で汚染された場所で感染リスク大

・人獣共通感染症

 

ワクチン接種タイミング

子犬さん→お母さんから受け継いだ抗体が少なくなる時期(生後8週頃)から注射スタートして、1か月毎に3回程度追加接種する必要あります

成犬以降→感染防御に必要な抗体価を高く保つために1年毎の追加接種をおすすめしてます

 

ポイントその1

体調面で予防注射の接種に不安があったり、過去に予防注射による副反応が出たことがある方は、獣医師にご相談ください。抗体価検査で確認する方法もご提案してます。

 

ポイントその2

ペットホテル、トリミングサロン、ドッグラン利用時に証明書として提出を求められる機会も増えてきています。また他のわんちゃんと一緒に利用する施設では感染リスクが特に高まるため、事前に準備しておきましょう。

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